カドソンのアルトサックスの歴史や特徴、中古買取価格

近年、低価格で知られている台湾製のアルトサックスの中でも、カドソンの人気が高まっています。
ヴィンテージのような外観と、日本国内での丹念な調整によって高い品質が人気の理由と言われています。

カドソンの歴史

カドソンは、台湾の楽器メーカーであるカドソンミュージック社のブランドで、日本では株式会社中島楽器が総輸入元です。
カドソンが製造する楽器は、ドラムセットやスネアドラムといった打楽器が有名ですが、トランペットやサックスの木管楽器も、近年では人気を呼んでいます。

特に日本で販売されているカドソンのサックスは、中島楽器によりすべて組み立て直して調整されており、海外で販売されているものと比べると、品質が格段に高いとされています。

パーツの1つ1つを細部に渡って手作業で検品、組み立てられているにも関わらず、老舗の著名なメーカーと比べて低価格を実現しているため、プロの演奏家からも愛用されています。

カドソンの特徴

中島楽器が再組立てすることによる品質の高さと共に、カドソンの特徴として、様々な仕上げ方法によるバリエーションの豊富さが挙げられます。

また、カドソンの代名詞ともなっている、「カーリングトーンホール」を用いた機種も大きな特徴でしょう。
カーリングトーンホールとは、トーンホールの先端を丸くし、パッドの密閉度を高める技術ですが、全てのトーンホールを加工するにはとても手間がかかります。

しかし、この加工により音のつながりとキィのレスポンスが向上するため、より思い通りの演奏ができるとされています。
仕上げ方法によって音色は異なってきますが、カドソンのアルトサックスは軽やかな吹奏感でありながら、深みのある芳醇な音色であると言われています。

カドソンの代表的な種類

カドソンのアルトサックスは、高F#キィの有無と数多い仕上げ方法によって、バリエーションが豊富です。

最安値ながらハイスペックの「A-900Y」

カドソンのアルトサックスの中では最安値となるのがA-900Yです。

以前の最安値機種であったA-838Lの後継機種となりますが、キィのレイアウトがよりスムーズになるよう設計され直され、仕上げ方法もクリアラッカーからゴールドラッカーに変更されています。

柔らかさを帯びながらも力強く、艶のある音色であるとされ、ジャズやクラシックなど、どのジャンルでも合う機種であると言われています。

カーリングトーンホール加工はされていませんが、中島楽器による丁寧な検品と調整によって組み上げられているため、価格以上の機能を持つ、ハイスペックな機種と言えるでしょう。

渋い外観と芳醇な音色が人気の「A-902AS」

カドソンの中でも人気がある機種が、アンティークブロンズ仕上げと手彫りの彫刻が施されたA-902ASです。

渋い外観と深みのある芳醇な音色から、ジャズの演奏に用いられることが多く、プロの演奏家にも愛用されています。
高F#キィの有無によって価格は多少変わりますが、カーリングトーンホールが全てに施されており、演奏者が思う通りの音色を奏でることができると言われています。

そのため、演奏者によって音色が変わるとされ、個性的な機種であるとも言えるでしょう。

カドソンの評価・評判

中島楽器の検品と調整によって再度組み立てられたアルトサックスは評価が高く、個体差が生じやすいサックスにおいて、いわゆる「外れ」が少ないと言われています。

著名メーカーのブランドサックスからカドソンへ乗り換える演奏者も多く、コストパフォーマンスだけではない、操作性の高さや芳醇な音色が魅力となっています。

また、台湾製であっても、国内で調整されているためにアフターメンテナンスも良く、他の海外製サックスよりも安心感が強いでしょう。

カドソンの中古買取価格の相場

仕上げ方法の豊富さから、バリエーションが多いカドソンですが、人気機種の買取価格はどのくらいが相場なのでしょうか。

A-902AS

高F#キィの有無によって買取価格が異なりますが、有無に関わらず同機種として同じ買取価格を提示している場合があります。

A-902ASの高F#キィ付きの希望小売価格は税抜370,000円 ですが、新品では250,000円前後で販売されています。

中古品の買取価格は、傷や汚れが無く、ほとんど演奏されていなかったくらいに綺麗であれば120,000円 くらい、しかし、傷が多くて使用感も強いなど、状態がかなり悪いものになると25,000円 くらいが相場になります。

付属品のセミハードケースなどが揃っており、大事にメンテナンスをされながら使われ、外観も綺麗であれば、84,000円 程度を見込めるでしょう。

バリエーションの中には、ブラックニッケル仕上げやヴィンテージラッカー仕上げなどの渋いものが多く、どちらかというとジャズやポップスで演奏されることが多いようです。

プロの演奏家にも愛用者が増えているカドソンは、より安価で手に入る中古品を求める人も多いため、演奏しなくなったものがあれば、買取査定に出してみると良いでしょう。

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