Selmer(セルマー)のアルトサックスの歴史や特徴、中古買取価格相場

Selmer(セルマー)の歴史は130年を超え、高い技術による高貴な音色は、多くの演奏者に愛されています。

サックスといえばセルマーと言われるほど、演奏者なら誰しも知っているブランドでもあります。

セルマーの歴史

セルマー・パリ社は、1885年にクラリネットのマウスピースやリードを製作する工房をヘンリー・セルマー・パリが興し、ヘンリーの兄であるアレクサンドルがアメリカのニューヨークに楽器店を構え、ヘンリーが製造した楽器を販売したのが始まりです。

1921年にはセルマー・パリ社で初めてサックスが作られ、現在でもクラリネットとサックス、マウスピースが主な製造楽器であり、その中でもサックスの製造が多くを占めています。

セルマーの特徴

セルマーのアルトサックスの特徴は、明るく華やかな音色。

凛とした気高い音色とも言われます。

本体の仕上げ方法が多様にあるブランドでもあり、同じ機種であっても、その仕上げ素材によって価格が大きく異なります。

セルマーの代表的な種類

外部企業とコラボレーションして立ち上げられた「SeleS(セレス)」というセルマーの新しいブランドからも、アルトサックスが発売されていますが、セルマーブランドで製造・販売されているアルトサックスは、現在3種類あります。

技術の粋を極めた、現時点での最高傑作「Jubilee(ジュビリー)シリーズⅢ」

より安定した音色になる機能であり、かつ、他にはない「ダブルC#キィシステム」が搭載されているのがシリーズⅢの大きな特徴で、繊細な演奏にも応えてくれる、セルマーの最高機種とされています。

どちらかというとクラシック向きという意見が多くありますが、高い演奏技術を表現する人など、ジャンルを問わず人気が高い機種です。

本体がスターリングシルバー仕上げや、金メッキ仕上げなど様々あり、高額な材料ほど価格も高くなりますが、一般的なラッカー仕上げなら、希望小売価格は税抜660,000円です。

他メーカーと比べるとセルマーは高価なため、サックスをずっと演奏し続けたいという中級者以上の人が手にすることがほとんどです。

シリーズⅢと並ぶセルマーの代表機種「Jubilee(ジュビリー)スーパーアクション80シリーズⅡ」

シリーズⅡの特徴でよく挙げられるのが、伸びやかで豊かな力強い音色という点でしょう。

ジャズ演奏者に愛用されていることが多い機種ですが、クラシックでもダイナミックな音色が好まれる曲や、吹奏楽でも隅々まで響き渡るパワーを発揮するなど、ジャンルを問わず選ばれています。

頭文字をとって「SA80Ⅱ」と表記されることもあり、シリーズⅢと並んでセルマーの2大代表機種となっていますが、ラッカー仕上げの希望小売価格は税抜565,000円と、シリーズⅢよりも低価格で販売されています。

セルマーの評価・評判

セルマーは、サックスそのものの代名詞となるほど知名度と人気が高いです。

長い歴史で洗練された技術による質の良さは、演奏者から高い評価を得ています。

しかし、他メーカーと比べると全体的に高価であるがため、プロの演奏家や長く演奏したい人が手にすることがほとんどであり、初心者が手にすることはあまりないようです。

幾度も改善・改良を加えられ続けているため、新しい機種ほど演奏のしやすさや調律のバランスは良いものになっていますが、過去に販売されていたものも人気があり、古くても気に入った一品を探し求める人が多くいます。

セルマーの中古買取価格の相場

セルマーの最上位機種となる「JubileeシリーズⅢ」を例に、中古の買取価格がどのくらいなのか、調べてみましょう。

新品同様くらいに綺麗な状態ならば280,000円くらい が見込めます。

使用感が強くて、本体に傷も多いなど、状態がかなり悪いものであれば90,000円 くらいが相場です。

付属品も人気が高いブランドのため、本体の状態以外も買取価格に影響を与える部分がありますが、きちんと日頃からメンテナンスをするなどして大事に使われ、外見が綺麗なものであれば180,000円 程度は見込めるでしょう。

世界的に人気が高いため、中古品を求める人も世界中に多くいます。

製造された年によってキィが異なっていたり、ネック部分の形状も異なっていたりするため、より高く買い取って貰うには、専門知識を持った人がいる楽器店へ行くようにしましょう。

楽器買取無料査定