サックスの種類と特徴について

サックスには種類がありそれぞれの役割があるのです。
ここでは、私たちが演奏に用いる一般的なサックスの種類に関してまとめ、その特徴などもご紹介します。

サックスの種類とその特徴

サックスは6つの種類がありますが、ここでは吹奏楽やジャズ・ビッグバンドなど一般的な演奏形態で使われる4つの種類に絞ってご紹介いたします。

1.ソプラノサックス

クラリネットのように直線的な形のサックスで、60cmくらいの長さの楽器です。
ジャズやフュージョンなどのミュージックシーンで使われることが多い楽器です。
B♭調の楽器で、高音域をカバーします。
明るさの中にもメロウ(官能的)な音色で響くのが特徴です。

2.アルトサックス

「サックス」の中では一番ポピュラーとされる種類です。
管を途中で曲げており、ベル(鳴り口)が上を向いています。E♭調の楽器で、高音~中音域をカバーします。
小柄な方でも持ちやすく、吹き込みやすいことから、初めてのサックスとして選ぶ方が多いのが特徴です。
ハッキリとした華やかな音が出せるため、主旋律などを受け持つことが多く、吹奏楽やジャズなどで使われています。

3.テナーサックス

アルトサックスと同じ形をしていますが、アルトサックスと比べると大きい特徴があります。
二つを並べてみると大きさの対比がよくわかります。
テナーサックスはB♭調の楽器で、中音域をカバーします。
吹奏楽シーンではオブリガードや伴奏パートなどを担当しますが、ジャズやビッグバンドではソロ楽器としてフィーチャーされる機会や、主旋律を受け持つことも多いのが特徴です。
テナーの音は豊かで広がりがあり、メロディアスな音と評価されます。

4.バリトンサックス

アルトやテナーと比べるとさらに大きな楽器で、その名の通り低音域を担当します。
吹奏楽やジャズではベースなどを担当しますが柔らかい音なども出せるため、低音域をフィーチャーしたジャズなどでソロを担当することもあります。
木管低音特有の直線的な響きは、演奏を引き締める働きを持ち合せています。

楽器の大きさによって音域も変わります

ソプラノ・アルト・テナー・バリトンの4つの楽器をご紹介しました。
紹介した順に楽器の大きさが変わります。小さい楽器ほど高い音域をカバーし、大きくなるにつれて音域が低くなります。
楽器それぞれに演奏の役割があり、それぞれの楽器が主役となることもあります。

また、楽器の大きさによって調が異なりますが、運指はほぼ同じです。
移調の技術と知識さえあれば、アルトテナー経験者がバリトンサックスを演奏することや、曲ごとにソプラノサックスとアルトサックスを持ちかえて演奏することも可能です。

サックス奏者の多くは複数の種類のサックスを持ち合せていることが多いのも特徴的です。

フラジオ奏法でどんな楽器でも高音域を出せる!

楽器の紹介の項目で「低音域・中音域・高音域」といった楽器ごとの守備範囲を記載しました。
サックスは「倍音楽器」といわれることがあり、息のスピードや替え指などで「この楽器では出せないとされる高音域」を出すことができます。
これを「フラジオ奏法」といい、アルトサックスでソプラノの音域をカバーするというような技も可能になります。
なかなか難しい技術ですが、全てのサックスでフラジオ奏法が可能です。
サックス奏者の多くは「フラジオ奏法」の修得によって楽器の上達を目指しています。

一般的に広く使われるサックスの種類と特徴を4つご紹介いたしました。
楽器の大きさによって音域や音色が変わるという基本の他、サックスの運指は種類が変わってもほぼ同じなので、持ちかえもできることやフラジオ奏法で高い音域を出すことも可能です。
サックス愛好者の中では「奥深い楽器」として位置づけられることがあります。
あなたもサックスを始めてみませんか。

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