ギター 改造 SG Jrタイプ 編 #6 調整

ギターやベースの「弾きやすさ」について、考えるところがあります。
どんなに精度高く作られた高級楽器(ハイエンドギター、ベース)も、目的に合ったセッティングがされていないと弾きにくいものです。
逆に安価な楽器もセッティング次第では、ある程度弾きやすくすることが出来ます。

ただ、価格だけですべて判断するのは大変危険ですが、廉価楽器と高級楽器の差は歴然です。

ハイエンドギターはシビアなセッティングにも余裕を持って応えてくれます。
また、経年での変化もある程度想定しているブランドもあります。
そういったブランドのギターは高いクオリティが長く維持できます。

日本を除くアジア地域で製造される廉価ギターは例外こそありますが、セッティングの限界も要求を下回る場合が多いです。
フレットの打ち替え等によって、根本的にフレット周りの精度を改善することはできますが、
使用されている木材のグレードは上がりませんので、経年によってクオリティが低下します。

そんな差が価格に反映されるわけです。
双方にそれぞれの長所と短所があります。
クオリティを取るのか、価格を取るのか、どちらも間違った選択ではありません。
ですが、調整はチキンと行いましょう!
やってあるのとないのとでは弾きやすさが段違いです。

という訳で最終章! ギターの調整!

改造もいよいよ大詰め、各部の調整をしていきます。

ネックの反りの調整

前回弦を貼って、とりあえずチューニングまでしましたね。
ではネックの反りを確認して、少し弦を緩めて、ほんの少し順反りになるくらいにトラスロッドで調整します。

弦高の調整

とりあえず1弦と6弦を同じ弦高にします。

この写真だと1mmに合わせてますねー。

他の弦を見てみると、ええ、もう話になりません。バラバラです。
これではダメです。なので弦高が高くなってしまうサドルの溝を切ります。

全ての弦で同じ弦高になる様に整ったら1弦の弦高をまず設定します。
今度は抑える力が同じになる様に6弦の弦高を調整します。
これで全弦、全フレットで音詰まりやバズ(ビビり)が無いかをチェックしましょう。
あったら少し弦高を上げてやり直し。

オクターブチューニング

お次はオクターブチューニングですね。
このタイプの場合、僕はまず3弦と6弦のサドルをエンド側に寄せます。
で、スタッドのイモネジで3弦と6弦のオクターブを合わせます。
出来たら、他の弦をサドルのネジで合わせていきます。

残るはピックアップの高さ調整のみ!

各弦、各ピックアップで音量差が無くなるように調整します。

完成!

まとめ

では再度、改造の企画を確認しますか。

1.ストラトのセンターとリアのハーフトーンが出せる。
2.各弦のオクターブチューニングがばっちり合わせられる。
3.カッコよく。

それぞれ考察
1は使用している木材やスケール、ブリッジの機構が全く違うので、ドンズバのストラトサウンドは出ません。
でも、この結果はやる前から分かってます。まあ、それっぽい音は出ます。

2はさっき上で合わせましたね。完璧にクリア。

3はどう判断しましょうか。
オーナー(僕)の独断では俄然、合格です。
これはカッコイイです。
配線の章を見てもらえればわかるのですが、中もいい感じです。

さあ6回に渡って紹介してきた改造ですが、お楽しみ頂けましたでしょうか。

望む音があるのでしたら当店へ楽器をお持ち込みのうえ、メンテンナンススタッフへお気軽にご相談してみてください。
僕は自分のギターでも、人のギターでも、改造ってどうしようか考えるだけでもワクワクするんですよ。

相談だけならもちろんタダなので。(ピックとかでも買ってもらえると嬉しいで すけどねー)

では店舗でお待ちしてまーす。

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ギター 改造 SG Jrタイプ 編 #3 木工作業
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ギター 改造 SG Jrタイプ 編 #5 弦を張る
ギター 改造 SG Jrタイプ 編 #6 調整

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