フルートの音域はどれくらいあるの?

また、一口にフルートと言っても、実は10種類以上あり、それぞれ出すことができる音域が異なることはご存知でしょうか。

■フルートの音域はどれくらい?

一般的なフルートの音域は、低いドまたはシが最低音で、最高音は4オクターブ上のドからファとされています。
幅で言えば3オクターブとなり、幅広い音域を出すことができる楽器です。
頭部管、主管、足部管の3つに分けることができ、そのうち足部管の種類によって最低音を変えることができます。

■C管とH管の違いとは?

足部管にはC管とH管の2種類があり、販売されているフルートのほとんどはC管で、H管はオプションとされています。
では、それぞれはどこがどう違うのでしょうか。

◇ C管

最低音の低いドが、ドイツ語で「C(ツェー)」、英語では「C(シー)」であるために、日本でもC管またはC足部管と呼ばれています。
トーンホールが3つ空いており、日本で販売されているフルートの多くがこの足部管を採用しています。
H管と比べると、明るく輝きのある音色になるとされています。
なお、現在販売されているフルートはC管を基本とし、H管をオプションとしている場合がほとんどです。

◇ H管

C管よりも長さが長くなるために低い音が出せ、最低音がシになります。
シをドイツ語では「H(ハー)」、英語では「B(ビー)」であるため、生産国や演奏者によってこの足部管の呼び方は変わります。
日本では一般的にドイツ語表記が使われており、H管、またはH足部管と呼ばれています。

アメリカのメーカー製のものは、「B-foot joint」と表記されますが、どちらも同じものです。
トーンホールが4つ空いており、その分C管よりも長くなります。
C管と比べると音色が暗く深まる、または艶のある音色になるとされています。
しかし、C管よりも長くなるために息を吹き込む力が多く必要で、力強く安定した音色を出すには慣れが必要と言われています。
現在ではH管を組み込んで標準販売されているフルートもありますが、C管よりも値段が高くなるのは変わりません。

■フルートの種類による音域の違いは?

フルートに属する楽器はいくつもあり、その種類は10種類以上あるとされています。
演奏される場面や曲によって使われる楽器が変わり、それぞれには担当となる音域があります。

◇ ピッコロ

フルートよりも1オクターブ上の音域を出すことができます。
足部管が無いため短く、フルートの半分ほどの長さになり、軽やかで転がるような高い音色が特徴的です。
管楽器の中では、最も高い音を出せるため、オーケストラにおいても耳に残る音色となる楽器でしょう。

◇ アルトフルート

フルートよりも1.5倍ほど長く、また、重さも約2倍重くなり、音域はフルートより完全4度低くなります。
見た目の特徴でまず挙げられるのが頭部管で、真っすぐなストレート型と、大きく曲がったU字型の2種類があります。
息を吹き込む歌口からキーまでが長くなるため、小柄な人の場合はU字型を選ぶなど、演奏のしやすさによって選択されます。
ソロパートがある楽曲もあり、低音・中音域は柔らかく優雅な音色ですが、高音は若干硬い印象を持たれます。
現代ではジャズやボサノヴァなどでもよく用いられています。

◇ バスフルート

フルートよりも2倍ほど長く、重さは約3.5倍重くなり、1オクターブ低い音域を出すことができます。
頭部管がU字型に曲がっており、管体の太さが見て分かるほど太くなります。
また、重量が増えたために、楽器を支えるための支持棒が楽器中央部に取り付けられています。

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